ビルトイン食洗機の導入で後悔しないために｜メリット・デメリットと機種選びの解決策

2025.10.09

ビルトイン食洗機は、毎日の家事を劇的に楽にしてくれるまさに「救世主」です。でも、「設置ができた」ことと、「心から満足できる」ことは、実は全くの別問題なんです。

本当に後悔するのは、「容量が足りなかった」「乾燥がイマイチだった」「この機能をつけておけばよかった」「この機能はいらなかった」といった、機種選びが原因です。

お客様には「何をどれだけ洗いたいか」「どんな機能が必要か」に専念して頂けるよう、

このページでは、後悔の核心である容量と機能の選び方に焦点を当て、わかりやすく解説します。

食洗機導入のメリットと、「容量・機能」の後悔の原因とは？

食洗機導入のメリットは「時間の節約」と「節水」ですが、このメリットを上回るストレスが「後悔」です。

導入後に「こんなはずじゃなかった」となるのは、機種の仕様がライフスタイルに合っていないからです。

よくある後悔	具体的な事例	解決策（選定時のチェックポイント）
容量不足	「浅型（ミドル）で十分だと思ったら、大きな鍋やフライパンが入らなかった　油がついたグリルを洗う事をあとから思いついたが入らなかった」「家族が増えて1回で洗い終わらず結局残った分を手洗いすることになった」	調理器具を洗うか手洗いするか、を基準に浅型か深型かを明確に決める。悩んだら大き目を選ぶ
乾燥の不満	「プラスチック製品に水滴が残る」「急いでいるのに乾燥が終わらない」「乾燥機能がついていない海外製食洗機を選んでしまった」	乾燥機能の有無・ヒーター乾燥やゼオライト乾燥など、乾燥方式と時間をしっかり確認する。
騒音問題	「キッチンとリビングが一体のLDKで、夜間の運転音がうるさくてテレビの音が聞こえない」。	静音性を最優先し、40dB以下の機種を選ぶ。

ビルトイン食洗機を選ぶときに最も多い後悔は、「容量が足りなかった」「思ったより小さかった」という失敗です。カタログにある"家族○人分"の表記ではなく、実際に何を洗いたいか、どのくらいまとめたいかで判断しましょう。

浅型は、食器約5人分（約40点）が目安。调理器具は手洗いで済ませる、または収納スペースを優先したいご家庭に向いています。

一方、深型は食器約8人分（約60点）が目安。鍋・フライパン・ボウルなどの大物をまとめて洗いたいご家庭や、朝昼晩を一度に片づけたいライフスタイルに最適です。

💡容量で後悔しないコツ

食洗機は"洗う機械"であると同時に、"一時的な食器収納場所"でもあります。使い終わった食器をそのまま入れておけば、シンクが散らからずキッチンが常に整います。

👉 迷ったら大きめを選んでください。 容量が大きくて困ることはありませんが、「もう少し入ればよかった」は必ず起きます。後悔を防ぐ一番確実な方法は、深型やフロントオープンを基準に考えることです。

見た目が大きく感じられがちなフロントオープンですが、使い方が合えば最も作業効率が高いタイプです。ドアを手前に倒す構造で、庫内全体を見渡せるため、上下2〜3段のバスケットで食器や鍋を分類しながら一度に収納できます。

特徴： 約8〜10人分（約70点以上）の大容量。

向いているご家庭：

注意点：

ドアが手前に開くため前方スペースが必要です。腰をかがめる動作も増えるため、キッチンの形状に合わせて選部事が重要になります。

容量以外で後悔しやすいのが、機種ごとの「性能」の違いです。カタログ数値ではわからない、使用感に直結する3点を必ず確認しましょう。

乾燥方式は、導入後の満足度を左右する重要なポイントです。

乾燥方式	特徴	選び方のヒント
ヒーター乾燥	高温でしっかりと乾燥させますが、電気代が高め。	「絶対に水滴を残したくない」という方、プラスチック製品が多い方に。
送風乾燥/エコ乾燥	余熱と送風を利用するため省エネ。	電気代を抑えたい方。食器を取り出す際に布巾で拭く手間を受け入れられる方に。
ゼオライト乾燥（海外メーカー）	庫内のミネラルが熱を再利用し、省エネかつ高い乾燥力を実現。	乾燥力と省エネ性を両立したい方。