同時給排レンジフードとは?
普通のレンジフードは「排気」だけを行いますが、同時給排レンジフードは排気と一緒に外から新しい空気を取り込む機能が付いています。 室内の空気が減りすぎて起こる不具合を防ぎ、快適に換気できるのが特徴です。
なぜ必要なの?
高気密住宅の場合
最近の住宅は気密性が高いため、排気ばかりすると空気が足りずに部屋が負圧になり、
- ドアが開けにくい
- サッシや排水口から変な音がする
- 隙間風で足元が寒い
といったトラブルが起こることがあります。
高層マンションの場合
高層階は風が強くて窓を開けられない日が多く、そもそも窓が開かない設計の住戸もあります。 外から自然に空気を入れるのが難しいため、レンジフードの運転時に給気を一緒に行う必要があるのです。
同時給排のメリット
- 煙や臭いがスムーズに排出される
- ドアや窓の開閉がラク
- 隙間風が入りにくく、冬も足元が冷えにくい
同時給排レンジフードリフォーム時の注意点
- 本体価格や工事費用が一般のレンジフードより高め
- 外から空気を取り込むため、設置状況によっては寒さや音が気になることがある
- 給気口と排気口をきちんと離して設置しないと、排気を再び吸ってしまう場合がある
同時給排レンジフードの交換について
1. 同時給排 → 同時給排に交換できるか
可能です。
マンション・戸建てともに基本はこのパターンで、同じタイプに取り替えるのが一番スムーズです。
2. 同時給排 → 一般レンジフードに交換できるか
不可能ではありませんがおすすめできません。
高気密住宅や高層マンションでは負圧や煙の逆流などの不具合が発生するため、同時給排をやめると快適性が大きく下がります。
3. 一般レンジフード → 同時給排にできるか
戸建ての場合:追加で給気用の穴を開けるなどの工事を行えば可能です。
マンションの場合:外壁は共用部のため、新しい穴を開けられないケースが多く、事実上難しい場合が多いです。
ウチは同時給排レンジフード?
「うちのレンジフードが同時給排タイプなのかわからない」というご相談をよくいただきます。
下記のポイントをチェックすれば、比較的簡単に見分けることができます。
見分けるポイント
- 幕板(レンジフード上部の金属パネル)にガラリ(スリットの穴)がある
→ ここから外気を取り込む仕組みです。 - 幕板の奥行きが深い/本体上部が少し出っ張っている
→ 給気ユニットが内蔵されているため。 - 外壁にフードが2つ並んでいる、または横長の一体型フードがついている
→ 排気と給気の出口が分かれているため。 - 品番に「W」や「V」の記号が入っている場合がある(例外あり)
よくある間違い
フィルターレスやオイルスマッシャーと同時給排は別の機能です。
「掃除が楽」=同時給排 ではないので注意しましょう。
まとめ
- 同時給排レンジフードは、高気密住宅や高層マンションでの換気トラブルを解消するための仕組み。
- 室内が負圧にならず、快適に調理や生活ができます。
- 交換は基本「同時給排 → 同時給排」。
- 戸建てなら一般タイプからの切り替えも可能ですが、工事が大きくなる点に注意。
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